dic川村記念美術館は、DIC株式会社が運営する企業博物館です。千葉県佐倉市の広大な敷地にあり、DICとその関連会社が集めてきた美術品を展示しています。単なる美術館としてだけでなく、豊かな自然に囲まれた環境の中で、アートと触れ合い、ゆったりとした時間を過ごせる場所として知られています。

dic川村記念美術館はどんな美術館?

dic川村記念美術館は、近現代美術を中心に、幅広い時代と地域の作品を所蔵・展示している美術館です。特に、20世紀西洋美術と日本の近現代美術に重点を置いており、絵画、彫刻、版画など多岐にわたるコレクションを誇ります。企業が収集した美術品を公開するために設立され、そのコレクションは質・量ともに日本有数のレベルと言われています。

美術館の建物自体も自然景観と調和するように設計されており、展示空間は落ち着いた雰囲気です。館内では、常設展示と企画展示が行われており、訪れるたびに新しい発見があります。

dic川村記念美術館はどこにある?

dic川村記念美術館は、千葉県佐倉市に位置しています。
正確な所在地は、
〒285-8505 千葉県佐倉市坂戸631 です。

都心からは少し離れた場所にありますが、その分、周囲は緑豊かな自然に囲まれており、静かで落ち着いた環境です。約3万坪(約10万平方メートル)という広大な敷地には、美術館の建物だけでなく、四季折々の花や植物が楽しめる庭園や、彫刻が点在する散策路が整備されています。

dic川村記念美術館へのアクセス方法は?

dic川村記念美術館へは、主に電車とバス、または車を利用してアクセスします。

電車・バスでのアクセス

  • 最寄りの駅は、JR総武本線「佐倉駅」または京成本線「京成佐倉駅」です。
  • これらの駅から、美術館までは無料送迎バスが運行しています(運行日や時刻は美術館の公式サイトで確認が必要です)。この無料送迎バスを利用するのが最も便利で一般的な方法です。
  • 無料送迎バスが運行していない日や時間帯は、佐倉駅または京成佐倉駅からタクシーを利用することも可能です。

車でのアクセス

  • 東関東自動車道の佐倉インターチェンジ(佐倉IC)から約10分程度です。
  • 美術館には広い駐車場が完備されていますので、車での来館も可能です。
  • 駐車場は無料です。

無料送迎バスの利用を検討している場合は、必ず最新の運行スケジュールを美術館の公式サイトで確認することをおすすめします。

dic川村記念美術館の入館料は?

dic川村記念美術館の入館料は、展示内容や来館者の区分によって異なります。
一般的な料金体系は以下の通りです。

  • 一般: 通常、1,500円程度
  • 学生(大学・高校生): 通常、1,000円程度
  • 小・中学生: 無料

※ 上記はあくまで目安であり、特別展が開催されている期間などは料金が変更になる場合があります。
※ 障害者手帳をお持ちの方とその付添いの方1名は割引料金または無料となる場合があります。
※ 団体割引なども設けられている場合があります。

最新かつ正確な入館料については、必ず美術館の公式サイトで確認してから訪れるようにしましょう。前売券や特定のキャンペーンによる割引がある場合もあります。

dic川村記念美術館では何が見られる? 見どころは?

dic川村記念美術館の最大の魅力は、その質の高いコレクションと、それを囲む美しい自然環境です。

主なコレクションのハイライト

  • レンブラント・ファン・レイン: 貴重な油彩画
    特に『広つば帽を被った男』は、日本で見られるレンブラントの油彩画として非常に有名です。
  • クロード・モネ: 印象派を代表する作品
    館内には、美術館のために特別に制作された縦2メートル、横5メートルの大作『睡蓮』が展示されており、その迫力と美しさは圧巻です。
  • ピエール=オーギュスト・ルノワール: 華やかな人物画
  • パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック: キュビスムの重要な作品群
    本格的なキュビスム作品をまとめて見られる貴重な場所です。
  • ルネ・マグリット、ポール・デルヴォー: シュルレアリスムの不思議な世界
  • マーク・ロスコ、ジャクソン・ポロック: 抽象表現主義の代表作
    特にロスコの『セグラム壁画』連作の一部や、ポロックのドリッピング絵画は必見です。
  • 日本の近現代美術: 近代日本画や洋画の優れた作品も所蔵しています。

企画展

常設展に加え、年間を通じて様々なテーマの企画展が開催されています。これらの企画展では、通常展示されていない作品や、特定のテーマに焦点を当てた展示が行われ、コレクションの新たな一面を発見できます。

広大な庭園と自然

美術館の建物を取り囲む約3万坪の庭園も見どころの一つです。

  • 四季折々の花々(桜、バラ、睡蓮など)が咲き、訪れる時期によって異なる風景を楽しめます。
  • 広い芝生エリアや、自然林を生かした散策路があり、アート鑑賞の後にゆっくりと散策できます。
  • 庭園内には野外彫刻も点在しています。
  • 池にはモネの睡蓮を思わせる風景が広がります。

アート鑑賞と自然散策を両方楽しめるのが、dic川村記念美術館の大きな魅力と言えます。

dic川村記念美術館を楽しむための情報は?(開館時間・休館日・施設など)

dic川村記念美術館を訪れる前に知っておきたい情報です。

開館時間

通常、午前9時30分から午後5時00分までです。
入館は閉館時間の30分前までとなっている場合が多いです。

休館日

毎週月曜日が定例の休館日です。
ただし、月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館となります。
その他、年末年始や展示替え期間なども休館になることがあります。

正確な開館カレンダーは、美術館の公式サイトで確認することが非常に重要です。

館内施設

  • ミュージアムショップ: 美術関連グッズ、展覧会カタログ、オリジナル商品などを購入できます。
  • レストラン「樹林」: 庭園を眺めながら食事や軽食、カフェタイムを楽しめます。地元の食材を使ったメニューや季節のメニューが提供されます。
  • 庭園内の休憩所: 散策途中に休憩できる場所があります。
  • コインロッカー: 荷物を預けることができます。

その他

  • 館内での写真撮影は、原則として禁止されているエリアが多いですが、特定の作品や企画展によっては許可される場合があります。事前に確認しましょう。
  • 庭園での写真撮影は基本的に可能です。
  • 再入館については、原則として当日限り有効なチケットであれば可能です(要確認)。

dic川村記念美術館は、アート作品の鑑賞はもちろんのこと、その美しい自然環境の中で心静かに過ごせる場所です。ぜひ時間をたっぷりとって、庭園散策も含めて楽しんでください。特に、無料送迎バスの利用を考えている場合は、事前に時刻表を公式サイトで確認することをお忘れなく。


dic川村記念美術館

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