英検S-CBTを受験された皆様、お疲れ様でした。試験が終わると気になるのが、その結果です。この記事では、英検S-CBTの結果について、「いつ」「どこで」「どうやって」確認できるのか、また結果通知書にはどのような内容が記載されているのか、合格点はどう見るのか、さらには合格証明書の発行や再発行についてまで、詳細かつ具体的に解説します。

英検S-CBTの結果は、今後の学習計画や進路選択、資格としての活用において非常に重要です。この記事が、皆様の結果確認と内容理解の一助となれば幸いです。

英検S-CBTの結果とは?

英検S-CBTの結果とは、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能をコンピュータで測定した試験の成績および合否のことです。従来の英検とは異なり、通常、1次試験と2次試験が同日に実施されるため、結果もこれらの技能がまとめて判定されます(級や受験形式によります)。

結果通知書には、各技能のスコア、合計スコア、CEFRレベル、合否判定などが詳細に記載されています。

結果はいつ、どこで確認できる?

インターネットでの結果公開

英検S-CBTの結果は、まずインターネット上の英検ウェブサイトで先行公開されます。これが最も早く結果を知る方法です。

  • 公開時期: 試験日から約1週間程度で公開されることが多いです。正確な公開日時(「受験した試験回」の公開日)は、英検ウェブサイトの「受験者情報の登録・確認、結果」ページ内、「試験日程・会場」ページなどで発表されますので、ご自身の受験回を確認してください。
  • 確認場所: 日本英語検定協会が運営する英検ウェブサイト内の、「受験者情報の登録・確認、結果」ページ(ログインページ)から確認できます。
  • 確認期間: インターネットでの結果公開には確認できる期間が設けられています。公開開始日から一定期間を過ぎると閲覧できなくなる場合があるため、公開日を確認したら、早めにアクセスすることをお勧めします。

結果通知書類の郵送

インターネットでの公開後、結果通知書類(合否通知書・合格証明書など)が郵送されます。

  • 郵送時期: インターネット公開からさらに数日~1週間程度で発送されることが多いです。郵便事情により到着まで時間がかかる場合があります。
  • 送付先: 試験申込時に登録した住所に郵送されます。住所間違いがないか、事前に確認しておくことが重要です。
  • 送付内容: 合否通知書、合格証明書(合格者のみ)、技能別証明書(不合格者も含む)などが含まれます。これらの書類は、公式な証明として使用できます。

インターネットでの結果確認方法

インターネットで結果を確認する手順は以下の通りです。

  1. 英検ウェブサイトへアクセス
    日本英語検定協会の公式ウェブサイトにアクセスし、「受験者情報の登録・確認、結果」または「合否結果閲覧サービス」といったページを探します。
  2. ログイン情報の入力
    ログインページに遷移したら、以下の情報を正確に入力します。

    • 試験回: ご自身が受験した英検S-CBTの試験回を選択します。
    • 個人番号(Pass Code): 受験票またはマイページに記載されている数字です。
    • 暗証番号(Password): 受験票またはマイページに記載されている数字です。
    • 生年月日: ご自身の生年月日を入力します。

    ※個人番号と暗証番号は、試験申込時に発行されるものであり、結果確認やマイページへのログインに必要となるため、必ず控えておくようにしてください。

  3. 結果の閲覧
    入力情報が正しければ、ログインが成功し、ご自身の英検S-CBTの結果画面が表示されます。ここで、合否、各技能のスコア、合計スコア、CEFRレベルなどを確認できます。

ログイン情報が分からない場合は、マイページにログインして確認するか、ウェブサイトのFAQや問い合わせ窓口を利用してください。

結果通知書・合格証明書の内容と見方

郵送される結果通知書類やインターネットで表示される結果画面には、様々な情報が記載されています。主な項目とその見方を説明します。

記載される主な項目

  • 氏名、受験級、受験日など: 受験者の基本情報と試験の情報です。
  • 合否: 試験全体の合格/不合格が表示されます。
  • 英検CSEスコア(合計): リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの各技能のスコアを合計したものです。この合計スコアが、その級の合格基準スコアを超えているかどうかで合否が決まります。
  • 英検CSEスコア(技能別): リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング、それぞれの技能ごとのスコアです。これは、個別の技能の習熟度を示す標準化されたスコアです。
  • CEFRレベル: 欧州言語共通参照枠(CEFR)に基づいた、ご自身の英語力のレベルが示されます。A1からC2までの6段階で評価され、国際的な指標として活用できます。
  • 技能別正答率(目安): 各技能における正答率の目安がグラフなどで示されることがあります。これは、どの技能が比較的得意で、どの技能の強化が必要かを知るのに役立ちます。

結果の見方・活用方法

結果を見る際は、まず合否を確認するのはもちろんですが、それだけで終わらせず、以下の点にも注目しましょう。

  • 合計CSEスコアと合格基準スコアの差: 合格した場合は、合格基準スコアをどれだけ上回ったか。不合格だった場合は、あと何点(スコア)足りなかったかを確認し、次回の目標設定に役立てましょう。
  • 技能別CSEスコアのバランス: 4技能のスコアに大きな偏りがないか確認します。特定の技能が著しく低い場合は、その技能を重点的に対策する必要があります。
  • CEFRレベル: ご自身の英語力が国際的にどのレベルにあるかを把握できます。留学や就職活動などで参考情報として提示できる場合があります。
  • 技能別正答率(目安): 具体的にどの分野の理解度が低いのか(例:リスニングのPart A-Bなど)を把握し、今後の学習課題を明確にします。

結果は単なる合否判定だけでなく、ご自身の英語力を客観的に分析するための貴重なデータとなります。詳細までしっかり確認し、今後の英語学習計画に活かしましょう。

合格点について

英検S-CBTにおける「合格点」は、各級に定められた「合格基準スコア」によって決まります。これは、得点率ではなく、英検CSEスコアの合計点です。

  • 合格は合計CSEスコアで判定: 合否は、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能の英検CSEスコアの合計が、その級の合格基準スコア以上であるかどうかで判定されます。
  • 級ごとの合格基準スコア: 合格基準スコアは級によって異なります。例えば、よく受験される級の合格基準スコアは以下の通りです(※これらの数値は変更される可能性があるため、必ず公式サイトで最新の情報を確認してください)。
    • 2級:2028点
    • 準1級:2304点
    • 1級:2630点
  • 技能別の最低点はなし(合計点重視): 重要な点として、英検S-CBTの結果は、それぞれの技能に個別の「最低点」が設けられているわけではありません(例:「リスニングで〇点以下だと即不合格」のようなルールはありません)。4技能の合計スコアで合否が決まります。そのため、特定の技能がやや苦手でも、他の技能でカバーして合計スコアが合格基準に達すれば合格となります。ただし、極端な苦手分野があると合計スコアを伸ばしにくいため、バランス良く学習することが理想的です。

したがって、結果を確認する際は、各技能のスコアはもちろん重要ですが、最終的に合格・不合格を分けるのは「4技能の合計CSEスコア」であると理解しておきましょう。

合格証明書・技能別証明書について

試験結果に応じて、以下の証明書類が郵送されます。

合格証明書

試験に合格した方に発行される公式な証明書です。氏名、受験級、合格した回、合格した旨などが記載されており、大学入試、高校入試、単位認定、就職活動などで英語力の証明として提出することができます。

技能別証明書

受験者全員(合格者・不合格者問わず)に発行される証明書です。受験した級、各技能の英検CSEスコア、合計スコア、CEFRレベルなどが記載されています。合格証明書とは異なり、「合格」という記載はありませんが、ご自身の英語力レベルを示す客観的な資料として活用できます。

これらの書類は、インターネットでの結果公開後に、申込時に登録した住所へ郵送されます。大切に保管してください。

証明書の再発行について

合格証明書や技能別証明書を紛失・破損した場合や、複数枚必要な場合は、再発行を申請することができます。

再発行の申請方法

通常、英検ウェブサイトからのオンライン申請、または申請書をダウンロードして郵送する方法があります。どちらの方法が可能かは、時期や状況によって異なる場合があるため、必ず英検ウェブサイトの「各種証明書」などのページで最新の情報をご確認ください。

申請時には、氏名、生年月日、受験時の情報(受験級、受験時期など)が必要となります。

再発行にかかる費用と時間

  • 費用: 証明書の再発行には手数料がかかります。手数料は申請方法や証明書の種類によって異なりますので、申請時にご確認ください。
  • 時間: 申請を受け付けてから証明書が発行・郵送されるまでに、通常一定の期間(例:数日~2週間程度)がかかります。余裕を持って申請することをお勧めします。

学校への提出などで期日がある場合は、早めに再発行手続きを進めるようにしましょう。

この記事で、英検S-CBTの結果確認から証明書の活用まで、皆様の疑問が解消されたことを願います。試験結果をしっかり確認し、今後の目標達成に繋げてください。

By admin

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