立教大学における学習活動の重要な基盤となっているのが、特定の学習管理システム(LMS)です。このシステムは、学生と教員が授業関連の情報にアクセスし、やり取りを行うための中心的なプラットフォームとして機能します。本記事では、このシステムについて、「それは何か」「どのようにアクセスするのか」「具体的に何ができるのか」、そして「困ったときにどうすれば良いのか」といった、利用者が知りたいであろう実践的な情報に焦点を当てて解説します。

立教大学が利用するLMSとは? その基本的な機能

立教大学で広く利用されているLMSは、
学生が授業に関するあらゆる情報にアクセスするためのオンラインプラットフォームです。
これは単なる情報掲示板ではなく、学習活動を円滑に進めるための多様なツールを備えています。

どのような機能があるの?

このLMSを通じて、利用者は主に以下のことができます。

  • 講義資料の配布と確認:
    教員がアップロードした授業で使用するスライド、レジュメ、参考資料などを閲覧・ダウンロードできます。過去の資料に遡ってアクセスすることも可能です。
  • 課題の提出:
    オンラインで課題を提出できます。ファイル添付形式(Word, PDF, Excelなど)での提出や、テキスト入力での提出など、授業によって指定された方法で提出します。提出期限の管理もシステム上で行われます。
  • 成績の確認:
    一部の授業では、小テストやレポートなどの成績、さらには期末成績がLMS上で公開されることがあります。自身の学習進捗や評価を確認するのに役立ちます。
  • 大学・学部・授業からのお知らせ受信:
    休講情報、教室変更、課題の締め切りリマインダー、大学からの重要なお知らせなどがLMSを通じて通知されます。メールやシステム内の通知機能で確認できます。
  • オンラインディスカッションへの参加:
    授業によっては、LMS内のフォーラム機能を使って、教員や他の学生と授業内容について議論したり、質問したりできます。
  • 小テストやアンケートの実施:
    オンラインでの小テストを受けたり、授業に関するアンケートに回答したりする場としても利用されます。

なぜ立教大学で使われているの?

LMSが立教大学の教育システムに不可欠な理由としては、以下が挙げられます。

  • 学習情報の集約:
    各授業の資料、課題、お知らせなどが一元管理され、学生は必要な情報に迷わずアクセスできます。
  • 学習管理の効率化:
    課題の提出や管理、成績の確認などがオンラインで完結するため、教員・学生双方の事務的な負担が軽減されます。
  • 多様な学習形態への対応:
    対面授業の補完だけでなく、オンライン授業やハイブリッド型授業におけるコミュニケーション、資料共有、課題実施を強力にサポートします。
  • 教員と学生間の円滑なコミュニケーション:
    お知らせ機能やディスカッションフォーラムを通じて、授業に関する重要な連絡や質疑応答がスムーズに行えます。

立教大学LMSへのアクセス方法とログイン

このLMSを利用するためには、大学が指定する方法でアクセスし、ログインする必要があります。

どこからアクセスするの?

主に以下の方法でLMSにアクセスできます。

  • 立教大学公式ウェブサイトのポータルサイト経由:
    大学の公式サイトから、学生・教員向けのポータルサイト(例: セントポールズ・アクティブウェアなど、大学が指定する名称)にアクセスし、その中にLMSへのリンクが用意されています。これが最も一般的なアクセス方法です。
  • LMSの直接URL:
    LMSのログインページへの直接のURLが大学から案内されている場合もあります。このURLをブックマークしておくと便利ですが、大学の公式アナウンスで確認した正規のURLを使用してください。

大学の公式な情報システム関連のウェブサイトや、入学・新学期ガイダンスで案内される資料には、詳しいアクセス方法が記載されていますので、必ず確認しましょう。

ログイン方法

LMSにログインするには、大学から発行されたユーザIDとパスワードが必要です。

  1. 上記のアクセス方法でLMSのログインページを開きます。
  2. 画面に表示されるユーザID入力欄に、大学から付与された自身のユーザID(学籍番号など)を入力します。
  3. パスワード入力欄に、大学のシステム共通パスワードを入力します。
  4. 「ログイン」ボタンをクリックします。

※初回ログイン時や、大学のパスワードポリシー変更時には、パスワードの変更を求められる場合があります。セキュリティのため、定期的にパスワードを変更することが推奨されています。
※多要素認証が導入されている場合は、ログイン時にスマートフォンや他のデバイスでの承認が必要になることがあります。大学の情報セキュリティに関する案内に従ってください。

大学のシステムパスワードは非常に重要です。絶対に他人に教えたり、安易なパスワードを設定したりしないようにしましょう。

立教LMSで「できること」:具体的な利用シーン

ここでは、学生がLMSを日常的にどのように活用するかの具体的なシーンをいくつかご紹介します。

講義資料の確認とダウンロード

特定の授業のページにアクセスすると、「資料」「配布物」といったメニューがあります。ここをクリックすると、教員がアップロードしたPDFファイル、PowerPointファイルなどが一覧表示されます。ファイル名をクリックすれば、その場で内容を確認したり、自分のデバイスにダウンロードしたりできます。

課題の提出手順

多くの授業で課題提出にLMSが使われます。課題の提出は通常、以下の流れで行います。

  1. 対象の授業ページを開き、「課題」メニューを探します。
  2. 提出したい課題のタイトルをクリックします。締め切り日時が明記されているので、必ず確認しましょう。
  3. 課題詳細ページで、教員からの指示(内容、形式、提出方法など)を確認します。
  4. 多くの場合、「ファイルの提出」または類似のボタンがあります。これをクリックし、作成した課題ファイル(例:レポートのPDFファイル)を選択してアップロードします。テキスト入力欄がある場合もあります。
  5. アップロード後、必ず「提出」または「確定」ボタンを押して提出を完了させます。ボタンを押さないと提出が完了しないので注意が必要です。
  6. 提出が完了すると、提出完了の通知が表示されたり、提出済みのファイルを確認できたりします。

ファイル形式の注意点

教員からファイル形式(例:PDFのみ、ファイル名指定など)の指定がある場合は、必ずそれに従ってください。指定された形式でないと、採点や確認ができない場合があります。

成績の確認方法

LMSで成績が公開される場合、「成績」または類似のメニューが表示されます。ここをクリックすると、その授業内でLMSを通じて評価された項目(小テスト、課題など)や、期末成績が表示されることがあります。公開されるタイミングや範囲は授業によって異なります。

大学・学部・授業からのお知らせ確認

LMSにログインすると、トップページや各授業のページに重要なお知らせが表示されます。見落としがないよう、定期的にログインして確認する習慣をつけましょう。特に休講や補講、課題の変更などの緊急連絡はLMSを通じて行われることが多いです。

立教LMSに関する「いくら?」:費用について

立教大学のLMSは、大学が教育活動のために整備・提供しているシステムです。
したがって、学生や教員がこのLMSを利用するために、別途費用を支払う必要はありません。
学費や大学の運営費に含まれるサービスとして提供されています。
安心して、授業の履修期間中は最大限に活用してください。

立教LMSで困ったときは:ヘルプと問い合わせ先

システムの利用中に不明な点があったり、トラブルが発生したりした場合の対処法を知っておくことは重要です。

よくあるトラブルと対処法

  • ログインできない:
    ユーザIDやパスワードの入力間違いが最も多い原因です。大文字・小文字、全角・半角を確認してください。パスワードを忘れた場合は、大学が指定するパスワード再設定の手順に従ってください。ブラウザのキャッシュやCookieをクリアすると解決する場合もあります。
  • 課題が提出できない/ファイルがアップロードできない:
    ファイル形式やファイルサイズが制限を超えていないか確認しましょう。通信環境が不安定な場合も提出できないことがあります。締め切り直前はシステムが混み合うこともあるため、余裕を持って提出することが推奨されます。
  • 資料や課題が見つからない:
    正しい授業のページを見ているか確認しましょう。教員がまだ公開していない可能性もあります。授業の内容に関する不明点は、後述の問い合わせ先を確認してください。

どこに問い合わせる?

問題の種類に応じて、問い合わせ先が異なります。

  • LMSのシステム自体に関するトラブル(ログインできない、画面が表示されないなど)、システム全体の操作方法:
    大学の情報システム関連の窓口(情報システム部門、ヘルプデスクなど)に問い合わせてください。大学の公式ウェブサイトに問い合わせ先やFAQが掲載されています。
  • 特定の授業におけるLMSの利用方法(課題の場所が分からない、提出したはずなのに提出済みにならない、資料が開けないなど)、授業内容に関する質問:
    その授業を担当している教員に直接問い合わせてください。授業時間内やオフィスアワー、または教員が指定する連絡方法(LMSのメッセージ機能、大学付与メールアドレスなど)を利用します。
  • 大学全体のITサービスに関する不明点:
    大学の情報システム関連の公式ヘルプページやFAQを確認するか、指定の問い合わせ窓口に連絡してください。

問い合わせる際は、いつ、どの授業で、どのような操作をしようとして、どのような状況になったのか(エラーメッセージが表示されたかなど)を具体的に説明できるように準備しておくと、スムーズに解決に繋がりやすいです。

立教大学のLMSは、皆さんの学習をサポートするための重要なツールです。機能を理解し、積極的に活用することで、よりスムーズで充実した大学生活を送ることができるでしょう。もし使い方が分からない場合や問題が発生した場合は、一人で悩まず、大学の提供するサポートや担当教員に相談してください。


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